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11月 19 2010

園頭広周師⑯

10:11 AM ブログ

昭和四十八年三月、園頭先生は高橋先生と今生初めてお会いされます。その時園頭先生は、高橋先生こそ自分が捜し求めていた師であることを直観されます。

昭和四十八年四月大阪で高橋先生の講演会が行われました。

園頭広周先生著「現代の釈尊 高橋信次師とともに」より抜粋します。

<私が「生長の家」をやめた時、「先生がやめられるほどの『生長の家』ならわたしたちもやめます」といって私と一緒にやめた人の一人に手紙を出して、四月の大阪における高橋先生の講演会を聴きにくるよう誘った。

講演が終わると「園頭さん、宮崎から来られたあの人たちも一緒に生駒(いこま)の三鶴山荘(みつるさんそう)に今夜泊まってください。僕はまだ個人指導があるのであなたたちは先に行ってゆっくりしていてください」といわれたので先に行って待っていた。>

園頭先生はこの日、いよいよ自分が過去世で誰であったのかを知ることになりました。

同じく園頭広周先生著「現代の釈尊 高橋信次師とともに」より抜粋します。

<その夜宿泊を共にしたのは、私と、宮崎から来られた人と、当時のGLA関西本部の本部長以下各理事たちであった。浴衣にくつろいで夕食が終わった。これから教えを受けるのであるから服に着替えようと思っていたら、「園頭さん、ちょっと精神統一をしてみてください」といわれた。私は身長一七五センチ、体重八三キロある。宿の浴衣は私には短かった。正座すると前が合わなくて足がはだけて見える。膝頭(ひざがしら)を合わせて前がはだけないようにして坐ろうとしたら、私の膝を軽く叩いて、「あ、そういう窮屈(きゅうくつ)な姿勢をしてはいけません。正座をすると足が痺(しび)れるでしょう。そうすると足の方に心がとらわれて心は統一できないでしょう。身体が統一するんじゃないんです。心が統一すればいいのです。心を統一させるには、心が身体の方に気をとられないように身体はラクにする方がいいのです。坐禅などのように結跏趺坐(けっかふざ)する必要はないのです。インドの時はあのような姿勢はしなかったのです。ラクにしなさい、胡坐(あぐら)を掻(か)きなさい。胡坐でいいのです」といわれた。

精神統一といえば、日本人は誰しもが正座してするものと思っている。まして「生長の家」では「神想観(しんそうかん)」という観行(かんぎょう)をするのは正座であって、二十年以上も毎日正座して神想観をしてきていた習性があるので、「胡坐をかきなさい」といわれた時はいくら高橋先生の言葉といえども、「これでいいのかな」と少々とまどった。とにかくいわれるままに胡坐して統一に入った。心が統一してくると、もう一人の自分が肉体から抜け出して自分の上にいる。見ている自分と見られている自分がいる。禅宗の坊さんでもそういう境地に入る人はそう多くないといわれているが、私は「宇宙即我」の体験をしてから、精神統一をすると、すぐそういう境地に入ることができる。だから私にとっては別に坐禅の道場に行って習う必要はなかった。

心が統一して澄み切ってくると、高橋先生はどこの国の言葉であるかわからないが、私に向かって話しかけられた。右の手を私の頭上にかざしておられるのがよくわかる。

「一体どこの国の言葉だろうか、どんな意味なのだろうか」といぶかった。そう思っていながら腹の底から今までとは違った思いと感情がこみあげてくる。まことに不思議である。わからないながら聞いているうちに、だんだんわかるような気がしてくる。それにいいようのない、なつかしさがこみ上げてくる。腹の底からこみ上げてくる感情が胸のあたりにふくらんできた。高橋先生のわからない言葉はつづいている。

突然、日本の言葉で、「肉体を持っている人よ、今、腹の底からこみあげてきたその思いをそのまま言葉にしなさい」といわれる。

高橋先生は私の心の動きのすべてをすでに知っておられるのであった。ここまで心の動きのすべてを知られては、この方の前には絶対にウソはつけないと思った。人の心の動きがすべてわかるという教祖は、今の日本にはいない。

言葉にせよといわれても、どういう言葉にすればよいのかわからない。この胸の中にふくらんで、尚後からこみあげてくるこの思いをどう言葉に表現すればいいのだろうか、と思っていると、再び「肉体を持っている人よ、声を出しなさい」といわれた。私はこれまで「肉体を持っている人よ」という呼び掛けで始まるこのような権威のある言葉を聞いたことがなかった。そうして、また、今の日本の教祖で、誰がこのような権威ある言葉を吐ける人があるだろうかと思った。>

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