8月 06 2010
月の神秘②
満月に向かって祈るカタツムリ
アメリカの女流学者であるマルゲリート・ウエブさんは、近くの海辺で取ったカタツムリを使ってある実験をしました。
海辺で取ったカタツムリを、東西南北の方向を示したガラス器具に入れておきます。するとそのカタツムリは、満月になると東の方にいざりよって、月に祈っているようなポーズを決まってとるのでした。
なぜ満月のときになるとカタツムリはこのようなポーズをとるのか、ノースウエスタン大学のブラウン博士の協力によって分かってきたことは、満月のときになると地球の磁力は強くなり、その磁力を強く感じる方向にカタツムリははっていくことが分かりました。このような地磁気への感受性は、ヒルのような軟体動物にもはっきり認められたとのことでした。
ウニと満月
ギリシャの哲学者アリストテレスは、ウニの卵巣は満月の頃に大きくなるといいました。それから二千数百年たった現在においても、地中海沿岸の漁夫たちはそれを信じているといいます。ウニは七月から九月にかけての生殖期の満月の夜に生殖します。精子と卵子とが海に流され、そこで受精が行われるとすぐ卵巣と精巣が縮んで、月が欠けるにしたがって生殖細胞ができはじめ、満月の頃までに再び最大の成熟を遂げるというリズムを持っています。
月夜のカニは身が細い
カニは満月の夜に生殖します。生殖後は精子と卵子とを放出して、全生命力を使い切った後ですから身が細ります。だから満月の夜のカニは買わないほうがいいのです。
月の運行と潮の干満・人間の生死
満月のときに大潮となり、月が欠けるにしたがって潮が引いていくことは誰もが知っていることですが、昔から人は満ち潮とともに生まれ、引き潮のときに死ぬといわれています。統計を取るとたまに例外がありますが、だいたいそのようになっているようです。
女性の月経というのも、月の運行に密接に関係しています。スウェーデンのH・ローレル博士が女性の生理の統計をとったら、満月と新月の日だけに偏って、五十%以上も生理が増えていたとのことでした。
この女性の生理は、ずいぶん重い人と軽い人がいるようですが、次の二つの間違った心を持っている人は、生理が重くなると園頭先生は言われておりました。
その二つの間違った心とは、生理の血が汚いと思うことと、女に生まれて損をしたと思うことです。
一つ目の生理の血が汚いと思うことは間違いで、その生理の血が出てくれたおかげで健康に生活できているのですから、生理の血にも感謝しなければならないのです。このことと同様に、生理のようなめんどくさいことがあるから女に生まれて損をした、男に生まれていればこんなめんどくさいことしなくてすんだのに、と思う心も間違いで女に生まれたからこそ、女しかできない勉強ができるのであり(もちろん生理もその一つです)、女に生まれたことに感謝しなければならないのです。
この二つの心を正すと生理は軽くなるとのことです。
ジャガイモのリズム
一九六〇年に、アメリカのイリノイ州にあるノースウエスタン大学の生物学者フランク・A・ブラウン博士は、ジャガイモの代謝と成長を研究して月の運行、潮の干満と同じリズムで、ジャガイモが地中で増えることを発表しました。
生物は太陽の運行と同時に、二九・五二日を周期とする月の運行と月が満ちたりかけたりすることによって、成長に大きな影響が与えられている事実が明らかになっています。
以上のようなことを考えましても、月をただ単に岩石の塊と見るのは間違いで、月が持つ神秘的な働きに対して不思議さを感じ、やはり月にも感謝しなければならないと思います。月が月としての役割を果たしていてくれるから、私たちは今のように生活していられるのです。もし月が月としての役割を果たさなかったら、私たちはまともな生活など望めないでしょう。
なんでもそうですが、この世界のすべてのものには役割があり、神の生命が宿っています。
このようなことを考えましても、人の心を豊かにするには、何でも科学科学というのではなく、お月様の中でウサギが餅をついているという話や、月を見て泣くかぐや姫の話をした方がよいのです。



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