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11月 10 2010

日本シリーズを観に行って②

10:09 AM ブログ

前にもこのブログに書きましたが、昭和五十年ころ高橋先生の下にある阪神の選手が「今のままでは成績が悪く首になります。先生何とか助けてください」と相談に来られました。

そのとき高橋先生は次のような質問をその選手にされます。

「君がバッターボックスに立って、相手ピッチャーが君に対してボールを投げてくるが、その投げてきたボールに対して、君はどういう気持ちで打ちにいっているのかね」

すると、その阪神の選手は「私はそのボールをおもいっきり引っぱたいてやろうと思い、ケンカ腰で打ちにいっています」と答えました。

「それがいけないんだ。その飛んできたボールに感謝しなければいけない。野球で一番大事なものは何かよく考えてみなさい。それは、そのボールなのだ。ボールがなければ投げることも打つこともできないだろう、野球はボールがないとできないのだ。その野球で一番大事なボールにケンカ腰で打ちにいって、よい成績が残せるわけがないだろう。相手ピッチャーが投げてきたボールに、ケンカ腰ではなく感謝の心で打ちにいきなさい」

そう教えられた、その阪神の選手はさっそく高橋先生が言われた「飛んできたボールに感謝する」ということを心がけ、その感謝の心でボールを打ちにいくと不思議とヒットがよく打てるようになり、たちまち成績が上がりました。そして高橋先生のところに来て「先生、最近はボールが止まって見えます」ということを話していたそうです。

その阪神の選手が、その後どうなったのかは知りませんが、このことを知っていた私は何とかこのことをプロ野球の選手に伝えたい、と前から思っていました。

すると不思議なことが起こります。

私は地元の中日ドラゴンズのファンではありましたが、わざわざ名古屋ドームまで観に行って、応援するほどのファンではありませんでした。特に応援している選手がいるわけでもなかったし、テレビで観ている方が楽でいいというタイプでした。

ところが三年ほど前に、私の仕事のお客さんが地元出身(その方は愛知県刈谷市の方なのですが)ということで、去年まで阪神で活躍されていた、赤星選手の後援会長をされていて、その縁で赤星選手の後援会に入ることになり、後援会に入ったのなら阪神がきたときくらいは、名古屋ドームに行って応援しないとまずいだろうということで、その年に何年かぶりに名古屋ドームに中日×阪神戦を観を行きました。

知り合いの人と二人で行ったのですが、私たちの席は外野席のセンターの辺りの一番前の席で、非常に見やすい場所でした。

久しぶりに(五~六年ぶりくらいだったでしょうか)ドームに来たな、という感じで試合を観ていましたが、肝心の赤星選手はその試合スタメンで出ていませんでした。

「何だ赤星出ていないのか」と少しがっかりして観ていましたが、しばらくするとレフトの方から視線を感じました。そちらに何気なく顔を向けると、ある選手がこちらをジッと見ていました。

特別、私はプロ野球選手に知り合いがいるわけではありませんでした。

「赤星が出ているわけでもないのに(といっても赤星選手を直接知っているわけではありませんでしたが)、誰がコッチ見てるんだ」と思い、よくよくその選手を観ると、もう十年近くドラゴンズにいるある選手でした。

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