4月 14 2010
高橋信次師②
高橋先生の教えを学んでいる人の中に、真言宗のお坊さんがいました。その人が、ある晩夢をみられたのですが、その夢とは次のようなものでした。
その坊さんが夢の中で一人トコトコ道を歩いていました。すると道の真ん中に財布が落ちています。周りを見渡すと誰もいません。その坊さんは周りに人がいないことが分かると、すばやくその財布を拾って自分の懐に入れます。心の中で儲けた、とほくそ笑みながら、表面上は何食わぬ顔をしてスタスタ歩いていきました。
と、そんなところで、その坊さんは目が覚めたのですが、目が覚めても、そのみた夢が非常に現実味があり何か現実のように思えて、夢を思い出してはニタニタほくそ笑みながらお茶を飲んでいました。
するとそこへ電話がかかってきて、でてみると「高橋信次です。財布を拾いましたね、まだダメですね」といわれた。その坊さんは、なんで高橋先生が今しがたみた夢を知っているのか不思議でした。自分がみた夢なのだから、自分以外は誰も知らないと思っていたら、高橋先生はその夢の中で、その人がしたことから心の中で思ったことまで、全部知っていられたのです。
なぜ高橋先生はそんなことまで知っているのか、よくよく聞いてみると、それは高橋先生が、その坊さんに行った夢テストであることがわかりました。
高橋先生は多くの神通力を見せられましたが、その中の一つに夢を自在に操る神通力がありました。これは漫画にもでてこないような不思議な霊能力でした。
高橋先生は、高弟となる人の心理テストを夢の中でされることがありました。誰でもそうですが、夢の中ではあまり自分の理性は働きません。何かほしいものがあれば取ってしまったり、美しい女性がいればすぐ手を出してしまったり、とかく人は夢の中ではやりたい放題です。夢の中では自分の本性がまともに出ます。そのような人の夢を高橋先生はコントロールできたのです。
高橋先生は、その人の心の傾向性を霊視され、その人の一番の弱点であるところのものを、夢でみさせてテストされるのです。それもその人に特別予告することなく、いきなりされるのですから、弟子たちもたまったものではありませんでした。
その坊さんのお寺は檀家が多くて金持ちのお寺でした。そこの住職であるその坊さんは、いつも自分が金持ちであることを自慢していました。それで高橋先生は自分が金持ちであることを鼻にかけたり、お金ばかりに執着してはならないということで、夢の中でテストされたのですが、その坊さんは見事(?)に失敗してしまったのです。
またある人は寝ていると、絶世の美女が裸で自分の布団の中に入ってきました。その肌の柔らかな感触は、とてもこの世で味わえないなめらかさでありました。その感触のよさに心はとろけ手を出そうとした瞬間「テストされた」と気づいたその人は、手を出すのをやめました。なぜ、その人がテストに気づいたかといえば、財布のテストをされた坊さんから、夢の中でテストされた話を聞いていたからです。
その人は自分の心の中に女に弱い傾向性があるのを感じていました。だからそうならないように、常に謹厳に身を持していたのですが、高橋先生は、その人の心の傾向性をすでに知っていました。それで夢の中でテストされたのです。
その人は目が覚めても、危ないところで罪を犯しそうになった夢をみたことで、心臓がドキドキしていました。そんなところへ高橋先生から電話があり「危ないところでしたね、やっと合格しましたね」と言われ、その人は冷や汗びっしょりになったのでした。
自分の心の中のことは誰も知らないと思っています。まして夢などその人限りのもので、なおのこと誰も知らないと思っています。しかし、人の現在、過去、未来の三世を一瞬で見通す力を持たれた高橋信次先生は、人の心の中はもちろん、その夢までもコントロールすることができました。まさに想像を絶する神通力をもたれた方であったのです。



人目の訪問者です。
