6月 09 2012
女のあり方②
園頭先生のご著書「仏陀をめぐる女性たち」より抜粋します。
<釈迦を欺して地獄に堕ちたチンチャー
ガンジス河の南、マガダ国で布教を始められた釈尊は、スダッタ長者が祇園精舎を寄進されてから度々この祇園精舎に来られるようになった。
当時としては、釈尊が説かれる仏教は新興宗教である。それまでは既成宗教のバラモンのいろいろな宗派があり、コーサラ国の首都サーバァッティの町へはそれらの宗派の修行者たちがたくさん集まっていた。パセナディ国王やその他その土地の知名士や富豪たちは、それらの修行者たちに喜んで喜捨していた。
ところが釈尊とその弟子たちがこの土地に来るようになってからは、人々は次第に釈迦とその弟子たちの下に集まるようになり、他の修行者のところには人も集まらず、また喜捨も少なくなっていった。
市民の支持を失った修行者たちは町角に立って人々に呼びかけた。
「修行者ゴーダマが仏陀ならば、われわれもまた仏陀である。ゴーダマに供養して大きな報いがあるとすれば、われわれを供養してもまた大きな報いがあるのだ。われわれにも布施をせよ」
すでに古い形式化された宗教に魅力を感じなくなってしまっていた市民は、誰ひとりとして集まらなかった。釈尊に憎悪を燃やした修行者たちは、どうしたら釈尊の名声を落とすことができるかを相談した。
「チンチャーを利用すればよかろう」
チンチャーは、大変な美人で、まるで天女のようであった。女修行者のひとりである。
そういう話をしているところへチンチャーが来た。チンチャーが挨拶したがみな知らん顔をしていた。
彼女は「どうしてか」と考え、三度まで挨拶したが、それでも返事がなかった。
「みなさん、わたしが何か悪いことでもしたというのでしょうか、なぜ、口をきいてくれないのですか」
「あなたは、われわれが、ゴーダマがこの土地に来たために、われわれに布施する者もいなくなって大変困っていることを知っているだろう」
「それは知りませんでした。ゴーダマはそんなひどいことをするのですか。それなら、私でできることはないでしょうか」
「それなら、あなたの力でゴーダマの評判を悪くして、人々が集まらないように、供養しないように、何とか骨を折ってもらえないか」
「そうですか、それなら、私にいい考えがあります。まかせておいてください」
その日からチンチャーの美しい姿が祇園精舎に見られるようになった。
祇園精舎での昼の法話が終り、サーバァッティの町の人々が夕方、帰って行く頃になると、チンチャーは真っ赤なきれいな服を着て、花束や香を持って祇園精舎の方へ歩いていく。
「今時分どこへ行くのか」
と人々がたずねると、
「私がどこへ行こうと、あなた方の知ったとこではない」
次の日、朝早くサーバァッティの町の人々が祇園精舎に朝参りに行こうとすると、チンチャーは祇園精舎の方から町の方へ歩いていった。
「夕べはどこへ泊まったのか」
「そんなこと、あなた方には関係ない」
そうして半月たち、一ヶ月たちしているうちに人にたずねられると、
「夕べは祇園精舎でゴーダマの部屋に泊まったのよ」というようになった。
人々は「まさか」と思っていた。
三ヶ月、四ヶ月とたつうちに、チンチャーの腹がだんだんふくらんできた。
「ゴーダマの子供ができた」といいふらした。愚かな人々の中にはそれを信ずる人もあった。
そうして八ヶ月、九ヶ月とたって十ヶ月になった。チンチャーはきれいな顔によごれをつけ、さも疲れきったような風で祇園精舎へ出掛けて講堂に入った。
釈尊が話を始められた。ひとしきり話が終わった。突然、チンチャーは立ち上がった。
「えらい修行者仏陀様、あなたは優しい顔で、優しい声で、法をお説きくださいました。あなたは、あなたのそのやわらかな口で私をくどかれました。あなたのお情けにほだされて、わたくしはあなたの子供を宿してしまいました。もう臨月になりました。それなのに、私はこの子供をどこで産んでよいのか、まだ産室も準備してくださいません。私を楽しむだけ楽しんでそれで私を捨てられるつもりですか。あなたの信者には国王やいろいろお偉い方がたくさんいられることですし、少しは私のためにも準備して下さってよいのではないですか」はじめてこのことを聞いた人々は「まさか」といって驚いた。中には「あの若さであればそういうこともあるかも知れない。バラモンの修行者の中にもそういう者がいたから」と思う者もあった。
釈尊はじっと目をつむっていられた。そうしていわれた。
「それがホントかウソか、それは私とそなただけの二人だけが知っていることである」
「もちろんよ、あなたと私だけしか知らないから、こういうことになったのじゃないですか」
チンチャーは木を半円形にくくったものを赤い紐で結えつけて、さも妊娠しているかのように見せかけていたのであった。
仏典には次のように書き遺されている。
「天上界の帝釈天がこれを知り、四人の天子を連れて地上界へ下ってきた。天子たちはねずみになり、木の盆をくくりつけてあった紐を噛み切った。風が吹いて着物をめくり上げ、盆ははげしい勢いでチンチャーの足下に落ち、両足の指を切った。
人々は『この悪い女が仏陀を誹謗(ひぼう)した』といって、唾を吐きかけ、棒切れで叩いて祇園精舎から追い出した。
チンチャーは、釈尊の目の届かないところまで這って逃げると、大地が割れて穴があき、無間地獄から火焔が吹き出して、真ッ逆さまに焔に包まれて地獄に落ちて行った」
これは釈尊が、神通力で紐を切られたのが真実である。そのことがいろいろ脚色されて、現在の仏典のように書き遺されたのである>
(大飯原発も何とか再稼働できそうですね、そういえば神奈川の有名なタレントの焼肉屋で食中毒が発生したらしいのですが、愛知や北海道でも食中毒患者が出ているそうです。季節的に食中毒が出る頃ではありますが、皆様方に言っておきます。ウリエル、ラファエル、ラグエル、この三人の大天使に頼んであります。もし私に協力してもいいと思われる方は早めにご連絡ください。しかし、原発の再稼働にも尽力し、このようにわざわざ大天使に祈って協力を求め、皆様方の目を覚まさせようとしている私を、何か悪魔のように思っている人もいるようです。それもこれもすべて皆様方のためなのですが、なかなか分かっていただけません。残念です〔泣〕)



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