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7月 29 2010

園頭広周師⑪

昭和二十七年、園頭先生は終戦のとき着ていた軍服を着て、風呂敷に本を包んで求道と伝導の旅に出られました。自分でビラを書いてそれをまきメガホンで叫んで歩いて講演されました。布施を受けられるときもあれば受けられないときもありました。

最初、園頭先生の奥さんは「それでは乞食と同じではないですか。私に乞食をしろとおっしゃるのですか」と伝道に反対しておりましたが、園頭先生の決意が固いと知り「伝道でお金を得ることができずあなたが乞食をされるなる、私も二人の子供の手を引いて乞食をします」といわれました。園頭先生はこの時すでに、二人の子供が生まれていたのですが、このときの奥さんの言葉ほど嬉しかったことはなかったそうです。

現代の奥さん連中なら「そんな乞食のようなことをされるなら別れます」とすぐ別れてしまうのでしょうが、このときの園頭先生の奥さんの決心が、その後の園頭先生の成功へと繋がっていくのです。このとき奥さんが、このような決断をもしされていなかったとしたら、園頭先生の運命もまた違ったものとなっていたでしょうが、奥さんが園頭先生に大きな愛を出された結果、後に多くの人を園頭先生は救っていかれることになるのです。

苦しいながらも求道の旅は続きました。三十を過ぎたばかりの園頭先生が、自分より社会的地位もあり、経験も豊富で経済的にも安定している年長者に道を説くには、ただ天に祈るしかありませんでした。

あるとき次のような相談を受けられました。

その人は小学校の先生をしている女の人でした。

「長男はいいのですが、二男が十九才になったとき突然発狂して暴れだし、<ここは俺の家だ、お前の家じゃない出て行け>と怒鳴り、丸たん棒を振り回して殴りかかってくるのです。私は自分の家に寝ることができず、伯父の家から学校に通っています。どうしてわが子から、こんな仕打ちを受けなければならないのでしょう」

まだ若かった園頭先生には大変な質問でした。園頭先生にも子供がありましたが、まだ小さく親に逆らえる年ではありません。戦時中、自分の部下に年長者はたくさんいましたが、こんな悩みなど聞いたことがありませんでした。若い経験不足の園頭先生にはこの質問に対する答えが分かりませんでした。

そこで園頭先生は心の中で「なぜ、このようなことが起きるのですか」と、一心に天に祈られました。

すると心の中からある言葉が浮かんできました。

『それは胎教に問題がある』

その一言でピンときた園頭先生は、その人にこう質問されるのでした。

「あなたはどうしてその子を生みたくないと思ったのですか」

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7月 26 2010

心の病④

しばらくして、その人はすっーと立ち上がられると私に深々と頭を下げられました。そして「ありがとうございました。名刺をいただけませんか」といわれます。

私が名刺を渡すと「お金は働いて必ずお支払いします。ですから、またお話を聞きに来てもよろしいですか」といわれるので「どうせ暇だからいいですよ。いつでも来てください」といって、その人を見送りました。

私はその後、数日で事務所を閉めてしまいましたので、それからその人とは会っていませんが、私の話したことがきっかけとなって、うつ病がよくなっていってくれることを願うばかりです。

この人のようなうつ病は、病院に行って電気治療や精神安定剤など貰って飲んでも治りません。多少は症状が治まっても自分の心でなってしまった病気は、自分の心を直さないと治らないのです。

しかし、心を直すといっても現在しているカウンセリングのような「あなたも苦労しましたね」とか「もう無理をしなくてもいいのですよ」などという気休めのようなことを言ってもダメで、まして、すぐ死にたくなるからといって「親から貰った命を粗末にしてはいけません」などといえば、この人はその親を怨んでいたのですから「怨んでいる親から貰った命などいらない」とよけいに死にたくなります。

人が死にたくなるのは、自分が誰からも愛されていないと思うからで、誰かが自分を愛してくれていると思えば死ぬ気は起こらなくなります(私は体験者ですから)。だから私はこの人が一番怨んでいた父親が、実は一番この人を愛していたのだということを強調して伝えたのです。

自分が愛されていると思えばもう死ぬ気は起こりません。

精神の病を治すには、心に深く思っている間違った思いを引きずり出してそれを捨てさせ、正しい思い(法)で埋めなければなりません。それに霊の作用も関係してきて、それをまったく認めていない、病院やカウンセリングではよくならないのです。

精神科の医者やカウンセラーといわれる人が、患者と同じ病になる人が多いのも霊の存在をまったく知らず、それを無視しておかしな指導をするからそうなるのであり、法を知らずに、精神の病に犯されている人をカウンセリングするのは、銃を持った金がほしくて仕方がない強盗の前に、百万円の札束を持って丸腰で立つのと同じことなのです。

その強盗をうまく説得できればいいですが、できなかったら百万円を奪われ、最悪の場合は銃で撃たれて命まで奪われかねません。それほど法を知らずに、精神の病の患者にカウンセリングすることは危険なことなのです。科学が霊を認めず研究を怠っているため、精神医学の世界では非常に危険なことを平気でやっている、というのが現状なのです。

軽い精神の病なら、病院の薬やカウンセリングがきっかけとなって心の向きが変わり、治ってしまうこともあるのですが、何年も何十年もこのような病気にかかっている人は、法を知らないと治らないのです。先に書いた人もそうですが、どこの病院に行っても何年たっても、精神の病が治らないのはこのような理由からです。

このようなことを考えましても、法というものは政治や経済、あるいはスポーツの世界や精神の病に至るまで、すべてにおいて影響を与えなければならないのです。真の神の教えであれば当たり前といえば当たり前なのですが……。

しかし、先のうつ病の人などは女性の愛がもっと強ければ防げたことではありました。私が話した中で、この人の父親が女をつくったのは母親のせいといいました。こういうことを言えば、現在ではそれは男の身勝手だろうと思う人も多いと思います。(現在の思想がそのようになっていますので)

しかし、それは違うのです。逆に言えば女性の愛はそれほど偉大である、ということを言いたいのですが、それを理解されるにはやはり法というものを、もっと理解されないと分からないと思います。

このうつ病であった人も、この人の奥さんがもっとこの人に愛を出していれば、うつ病になることはありませんでした。現在の人々は、この人のことをいくら父親の会社を助けるためとはいえ、自分の会社までつぶしてしまってはダメだと、結果だけ見てものを言う人が多いと思います。

しかし、そうではないのです。この人は父親に金を貸すとき、そして保証人になるときでも再三業務の改善を求めたのです。「今のままではダメでこのようにしたほうがいい」と、しかし、それをこの人の父親が聞くことはありませんでした。それを分かっていてこの人は父親に金を貸し保証人にまでなったのです。ここまでやれる人がなぜダメなのでしょう。父親の会社がダメになると分かっていて、それでも保証人になれる人がどれほどいるのでしょう。この世界は結果がすべてというようなところがありますが、心の世界の評価は違うのです。

このような人が法を知り心が変わるならば、たちまちのうちに神は救いの手を差し伸べ幸福へと導きます。

自分の身を犠牲にし、人のために尽くせる心のきれいな人こそ、神がもっとも望んでいる人であるからです。

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7月 23 2010

心の病③

「お父さんがあなたに対する愛がもしなかったとしたら、あなたを自分の会社に入れますか?あなたは三十台半ばで東京の高級マンションに住み、ヨットまで持っていたのでしょう。ということはお父さんの会社では、いい給料を貰っていたことになります。なぜ、自分が愛してもいない子供に、そんなにたくさんの給料を払う必要があるのです。こういうことでも、お父さんのあなたに対する愛の気持ちがよく分かります。あなたはお父さんのおかげでよい暮らしもできたではないですか」

私がここまで話すと、先ほどまではせわしなくキョロキョロ動いていた目が止まり、一点をジッと見つめています。

「あなたはお父さんをワンマンで人の意見を聞かないといわれますが、なぜお父さんがそのような性格になってしまったのか、考えたことがありますか。それはお母さんのせいなのです。お母さんがお父さんにもっと愛を出していれば、お父さんはそこまで極端な性格にはなっていなかったのです」

私がそう言うとその人は言いました。

「それは違います。母は父が外に女をつくったせいで失意のうちに亡くなりました。母は父に殺されたようなものです」

「それではお聞きしますが、もしあなたの奥さんがおなたの話をあまり聞こうとせず、あなたの相手をしてくれなかったら、あなたは外に女をつくりませんか。男は大きな仕事をしていればしているほど女の愛が必要なのです。お父さんは大会社の社長だったのです。多くの従業員が働いていたのです。多くの従業員のためにも、会社をつぶしてはならないというプレッシャーが常にあったと思います。そのプレッシャーを癒せるのはお母さんの愛しかなかったのです。そのお母さんがお父さんに愛を与えなければ、その愛を外の女に求めても仕方がないでしょう。

あなたのお母さんがお父さんにちゃんと愛を与えていれば、お父さんが外に女をつくるということはありませんでした。お父さんが外に女をつくったということは、正しいことではありませんでしたが、仕方がない部分もあったのです。

あなたが小さいころ、お父さんを必要以上に怖がったというのも、お母さんがお父さんに対する愛が足りなかった証拠です。お母さんがお父さんに対する愛があれば、あなたがたたかれて血を流しているときに<お父さんは好きであなたをたたいたのではありません。あなたが悪いことをしたからたたいたのです。お父さんもあなたをたたくのはつらいのです。そのお父さんの気持ちを知るなら、二度とお父さんにたたかれるようなことをしてはいけません>と、お父さんの気持ちを代弁してあなたに語ったはずです。そんなお父さんの気持ちをあなたが知れば、小さいころ必要以上にお父さんを怖がることもなかったのです。

お母さんが失意のうちに亡くなられたのは残念なことでしたが、そのような亡くなり方をしたのは、そのような亡くなり方をする理由があるのです」

私は父親の心を懇々と語りました。

「あなたは、お父さんに金を貸し、保証人になってあげたときでもお父さんは、さもそれが当然という態度を取っていたといいましたが、心ではあなたのしてくれた行為を喜んで感謝していられたと思います。しかし、それをお父さんは素直に表に出せなかったのです。長年突っ張った態度を取り続けていたため、息子に対し素直にありがとうという態度を出せなくなっていたのです。

どこの銀行も、業績の悪いお父さんの会社に金を貸さなかったのに、あなたはそのことを全部知っていて、それでもお父さんにお金を貸しました。そればかりか借金の保証人にまでなってくれたのです。そんなことまでしてくれたあなたを、お父さんが感謝しないわけはありません。心の中ではあなたのことを誰よりも感謝していたはずです。それなのにあなたに、えらそうな態度しか取れない自分が悲しかったと思います。お父さんが一番つらかったのです。そんなお父さんの心を理解してあげてくれませんか」

ここまで私が話すと、その人の目は真っ赤になっていました。

「あなたは自分の身を犠牲にしてお父さんに尽くされたのです。親の恩に報いたのです。あなたがしたことは間違いではありませんでした。しかし、自分が何もかも失ってしまったためお父さんを怨み、自分のしたことを後悔しました。その思いが間違いだったのです。そのような間違った思いを持ってしまったがため、あなたの進むべき道は閉ざされ、そのような病気にまでなってしまいました。

しかし、そんな間違った心は捨ててください。あなたは正しいことをしたのです。自分の身を犠牲にして親の恩に報いたのです。そのことを理解されたのなら<今までお父さんを誤解し怨んでいたことは本当に申し訳ありませんでした。お父さん、私はあなたの無償の愛に、少しは報いることができました。そのような順序を与えてくださいましたお父さんに心から感謝します>とそのように思われ、心の中でお父さんに詫びて感謝の思いを持ってください。

そのようなお父さんに感謝する心ができたとき、必ずあなたの進むべき道は開け、あなたの病気も治っていくでしょう」

私がここまで話すと青白かったその人の顔に赤みが差し、血色がよくなってきました。

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7月 21 2010

心の病②

そういうとその人は「えっ」という顔をしました。それはそうでしょう。うつ病があちこちの病院に行っても治らず、十年も苦しんでいたのですから。

しかし、十年も苦しんでいたうつ病が、少し考え方を変えただけで治るということはありません。そんなに簡単にうつ病が治れば苦労しません。すぐには治りませんが、私がなぜそんな言い方をしたかといえば、この人は十年もうつ病に苦しみあちこちの病院にいきました。しかし、それでも完全にうつ病が治ったわけではなくいまだに苦しんでいました。

私の事務所をのぞいたのも、もしかしたらうつ病が治るかもしれないという期待と、ちゃんとした病院に行っても治らないのに、こんなところで治るはずがないという、どうせダメだろうという思いが両方あったからです。というよりこんなところではどうせダメだろう、という思いの方が強かったと思います。

しかし、そのような思いがあってはダメなのです。

こんなところではどうせダメだろうという思いがあったのでは、こちらの話を真剣に聞きません。真剣に聞く気がなければ、それこそどんないい話をしてもダメなのです。だから私の話を真剣に聞くようにするために「あなたの病気は簡単に治ります」というような、この人が興味を持つ言い方をしたのです。

私が「あなたの病気は少し考え方を変えれば治ります」というと、その人の顔色が変わり「私の考えのどこを変えればいいのですか」と聞いてきました。

そこで私は少し間を置き「あなたのお父さんに感謝すればいいのです」と答えました。

それを聞いたとたんその人の顔に落胆の色が浮かびます。

それはそうでしょう。その人は自分の父親をずっと怨んできたのですから。父親のせいで自分はこのようになったと思っているのですから。

その人は「なぜ父に感謝しなければならないのですか、私は父のせいですべての財産をなくし借金までつくり、家族も出て行ってうつ病にまでなってしまったのです。なぜ、そんな父に感謝しなければならないのですか」と言います。

この人のような考えをするのが普通でしょうが、法を知ってしまうと、このような考え方がいかに間違っているのか分かります。そこで私は次のような質問をしました。

「あなたは今そこに座っていますが、それは誰のおかげですか」

何か禅問答のような質問ですが、その人はよく質問の趣旨が分からなかったようで「はぁ」という顔をされました。

そこで私は「あなたが今そこに座っていられるのは、一体誰のおかげなのですか」ともう一度聞きました。

今度は質問の意味が分かったようで、少し考えてから「それは母のおかげです」とその人は答えました。「それはおかしいですね、あなたのお母さん一人であなたを育てたわけではないでしょう。あなたのお父さんが、お母さんに生活費を渡して一緒にあなたを育てたからあなたはそうして育ったのでしょう」と私が言うと「それは違います。私は小さいときに父に叱られてたたかれ、それでひっくり返って柱に頭をぶつけ、頭から血が出てから父が怖くなり、それ以来、父には近づかなかったのです」と言います。

この人はどうしても父親を悪者にしたいようでした。

そこで私は続けて「小さいときたたかれたと言いますが、私も小さいときは悪いことをしてよく親にたたかれました。私たちの小さいときはそれが普通だったでしょう。それとも最近のバカ親のように、自分の子供が死ぬまでお父さんはあなたをたたき続けたのですか」

私がそう言うと、その人はもう何も言えなくなり下を向いてしまいました。

「あなたはお父さんのせいで、全財産をなくし借金までつくったといわれますが、お父さんがあなたを育てるのに一体いくらかかったと思いますか。あなたはよい大学にも行かれているのでしょう。それにお金だけの問題ではなく、子供一人育てるにもどれほどの愛情が必要なのかお分かりでしょう。あなたは先ほどから、お父さんはあなたに愛情のかけらもなかったような言い方をしておりますが、愛がなくて子供がちゃんと育てられますか。あなたも娘さんが一人いられるのならそれは分かるでしょう」

私は話を続けました。

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7月 19 2010

心の病①

私が前の事務所でGTS心の研究所をやっていたとき、うつ病の人が顔を出したことがあります。

その人は十年位前からうつ病で、あちこちの病院に行き薬やら電気治療やらしてもらい、だいぶ症状もよくなったといいます。それでも心が少し落ち込むとすぐ死にたくなり、特に雨の日は憂鬱になって死ぬことばかり考えているということでした。あちこちの病院に行ったわりには、あまりうつ病がよくなっていないようにも見えました。

その人は青白い顔で入ってきて私の前に座りました。年は私と同じくらいでしょうか、うつ病で仕事をしていないのでお金はないといいます。お金がない人から金を取ろうとしても無理なので、お金ができたらまた持ってきてくださいといって、その人の話を聞くことにしました。

私が「なぜうつ病になったのですか」と聞くと、その人はいきなり「それは父のせいです」といいます。それからその人は一時間ほど自分の話をされました。

その人の話を要約すると、その人は会社員をしていたのですが、自分の父が大きな会社を経営しており、その父の務めもあって会社員をやめ父の会社に入ることにしたそうです。

父はワンマンで人の話を聞かないので、父の会社に入るときは不安があったといいます。それでも仕事をしていくうちに、身内ということもあって数年で常務取締役までなります。身内ということを差し引いても、この人は仕事がよくできたようでした。

仕事もよくできたということもあり、給料もたくさんもらっていて三十台の半ばで、東京の五千万位するマンションを買い、そこで奥さんと子供さん(娘)一人の三人で暮らしていたといいます。そればかりかこの人はボートの免許も持っており、ボートだったかヨットだったか忘れましたがそれも持っていたそうです。ずいぶん贅沢な生活をしていられたようですが、仕事の方はあいかわらず父がワンマンで、父親とはうまくいっていなかったそうです。

そのうちにこの人はやはり父とはうまくできないということで、自分で独立して仕事を始めることにしたのです。独立して仕事を始めて自分の会社が順調に業績を伸ばし始めたころ、父の会社が業績を落とし始めます。最初この人の父親は銀行で資金を借りていたのですが、それも業績が一向によくならないということで、銀行も資金を貸してくれなくなりました。

それでこの人の父は、この人のところに金を借りにきます。自分の父親ということもあり、何度かお金を貸し保証人にまでなったのですが、結局この人の父の会社は倒産してしまいました。仕事がよくできるこの人がやめたというのも影響していたのでしょう。

それでこの人は父親の保証人にまでなっていたので、この人の会社も金が回らなくなり連鎖倒産してしまいます。それでもこの人はもう一度やり直そうと、寝る間も惜しんで働いたのですが、そのうちに家族も離れ友達にも裏切られ、それでうつ病になっていったということでした。

天国から地獄へ、絵に描いたような転落の人生を歩かれたこの人は、なぜこのようになってしまったのでしょうか。

この人の言うように原因はすべてこの人の父親にあったのでしょうか。

私は質問しました。「あなたのお話にお母さんは一度も出てこられなかったのですが、お母さんは何をしていられたのですか?」

「母は、父がワンマンで外に女までつくってしまったので、もう何を言っても無駄と父の相手をしませんでした」

その話を聞き私は次のように話しました。

「あなたの病気はあなたの考えを少し変えれば治りますよ」

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